幻の島豚(マボロシノシマブタ)

奄美の在来黒豚を宮城の地で守り育てた、真っ白な脂と甘みが光る幻の一頭。

「幻の島豚」は、奄美大島に古くから伝わる在来黒豚「島豚」の血を受け継ぐ、極めて希少なブランド豚です。その起源は中国系黒色小耳種にさかのぼり、かつては沖縄でアグー、奄美ではキシウワー(喜瀬豚)とも呼ばれた全身黒毛の小型豚でした。戦後の改良種との急速な雑種化によって純粋な島豚はほぼ絶滅したと考えられていましたが、1975年に奄美大島出身の基俊太郎氏らによる保護活動を機に在来種の保存が本格的に始まりました。その後、東京農業大学の田中一栄教授のもとで希少品種として継承され、現在は宮城県の有限会社久保畜産・久保勇氏の手のもと、宮城県登米市でその命脈が守り続けられています。飼育期間は通常の白豚のおよそ2倍にあたる300日齢まで、じっくりと時間をかけて育て上げます。飼料には育成期以前に非遺伝子組換えの穀物を、育成期以降は抗菌性物質を添加しない飼料を使用しており、生産者の安全性への強いこだわりが飼育全体に一貫しています。肉質はきめが細かく軟らかで、脂肪は真っ白く上品な甘みが際立つのが最大の魅力です。白豚に比べてビタミンB1やグルタミン酸が豊富で旨みが深く、低融点の脂がなめらかな口当たりを生み出します。希少性の高さゆえ流通量は非常に限られており、出会えること自体が特別な体験となる、まさに「幻」の名にふさわしいブランド豚です。しゃぶしゃぶや焼肉など、素材の旨みをそのまま楽しめる調理法で味わいたい一品です。

  • 名称
    幻の島豚
  • 産地
    宮城県登米市
  • 管理主体
    有限会社久保畜産
  • 品種・交配
    島豚
  • 豚肉の特徴
    きめ細かく軟らかな肉質と、真っ白く甘みのある脂が特長。ビタミンB1とグルタミン酸が豊富で、旨みと口当たりが際立つ。
  • 飼料の特徴
    育成期以前は非遺伝子組換え穀物、育成期以降は抗菌性物質無添加の飼料を使用。安全性にこだわった給餌体系を採用。
  • 出荷日齢
    300日齢
  • 流通量
    なし
  • 代表料理
    なし
  • 認証・取り組み
    登録商標(2009年11月10日登録)
  • 関連URL
    ミートショップうちの|幻の島豚
  • 出典
    銘柄豚肉ガイドブック2026 p.41
    ミートショップうちの

最終更新日
2026年03月16日


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