絶滅の危機を乗り越えた中ヨークシャー種が生む、富士山麓の幻のブランド豚。
富士幻豚は、静岡県富士宮市の富士山麓で育てられた幻のブランド豚です。名前に「幻」がつく理由は、使われている品種の数奇な歴史にあります。かつて日本の養豚の約8割を占めていた中ヨークシャー種は、戦後の高度経済成長期に効率重視の三元交配豚が主流となったことで急速に数を減らし、一時は国内にわずか7頭にまで絶滅の危機に瀕しました。その中ヨークシャー種を守り抜き、品質の高い種豚を育て続けてきたのが農事組合法人 富士農場サービスの桑原 康氏です。豚の人工授精・品種交配の世界的権威として知られる桑原氏は農林水産大臣賞を複数受賞しており、全国のブランド豚農家へ種豚を供給するほどの育種技術を持ちます。選抜した純粋な中ヨークシャー種にランドレース種を交配(LY二元交配)して誕生したのが富士幻豚です。富士山の天然水とオリジナルの配合飼料で丁寧に育てられ、その肉質は類まれなものとなりました。最大の特徴は脂肪の融点です。一般的な豚肉の融点が38度以上なのに対し、富士幻豚のそれは32.6度。体温以下で溶ける上品な脂身は口に入れた瞬間にじわりとほどけ、雑味のない甘みが広がります。また中ヨークシャー種ならではの細い筋繊維がもたらす柔らかな食感と、長い肥育期間で育まれた濃い旨みも大きな魅力です。年間出荷頭数は500頭前後と非常に少ない希少品ですが、料理王国100選に2度選ばれるほど料理人からも高い評価を受けています。炭焼きや低温ローストなど丁寧な調理でぜひその真価を味わってみてください。
基本情報
- 名称
富士幻豚 - 産地
静岡県富士宮市 - 管理主体
農事組合法人 富士農場サービス - 品種・交配
中ヨークシャー種×ランドレース種(LY二元交配) - 豚肉の特徴
脂肪融点が32.6度(通常の豚肉は38度以上)と低く、口の中でじわりと溶ける上品な脂身が魅力。細い筋繊維による柔らかな食感と濃厚な旨みも特徴。 - 飼料の特徴
オリジナルの配合飼料を使用。飲用水には富士山の天然水を使用。 - 出荷日齢
なし - 流通量
年間約500頭 - 代表料理
炭焼き
低温ロースト - 認証・取り組み
料理王国100選(2011年・2017年) - 関連URL
富士幻豚公式サイト
富士幻豚|ブランド豚 - 出典
富士幻豚公式サイト
富士幻豚|ブランド豚
最終更新日
2026年06月24日
🐷 他のブランド豚を探す | 📖 豚肉ガイドを読む
